UCバークレー見学レポート

こんにちは。おうちキャンパス事務局からのレポートです。 9月のシルバーウィークにカリフォルニア大学バークレー校(以下、通称UCバークレー)に通う知人を訪ねてサンフランシスコ(SF)にいってきました。また、以前から本や映画を観て気になっていたサンフランシスコの空気感を感じてみたいというのもありました。 今回はその旅の中からバークレーのレポートになります。

サンフランシスコ(SF)からベイブリッジを渡った東側の対岸にある街バークレーは、全米で最もリベラルな街として知られています。通称UCバークレーの名で知られる名門カリフォルニア大学バークレー校を擁するバークレーは、1960年代のヒッピー運動を生んだ場所であり、全米で最も政治・社会的に進歩的な街で、リベラル派の聖地といって良い存在です。アカデミックな街として知られる一方で、今もヒッピー文化が色濃く残り、カリフォルニアキュイジーヌ*の発祥の地として知られるグルメの街でもあります。SFからは地下鉄で25分とアクセスも良く、見どころたくさんの魅力あふれる街です。ホーム・リベラルアーツ研究会としては一度は訪れてみたい場所だったので感慨も一入です。

カリフォルニアキュイジーヌ  地元カリフォルニア州の新鮮で高品質なオーガニック食材やシーフード、野菜をふんだんに使い、世界各国の調理法やスパイス、調味料を自由に組み合わせてアレンジした自由なスタイルの料理(カリフォルニア料理)のこと


さて、今回の旅では、本や事前に知人から聞いていた話(サンフランシスコの治安)を参考に、宿泊先もバークレー市内のゲストハウスに滞在しました。その場所はバート鉄道のアシュビー(Ashby)駅とロックリッジ(Rockridge)駅の間くらいにあり、翌日はテレグラフ・アベニューという通りを真っ直ぐ歩いてUCバークレーのセイザー・ゲートを目指しました。大学付近は1960年代のカウンターカルチャー運動の中心地として栄え、現在も学生、地元住民、観光客が行き交う活気あるエリアです。書店やカフェ、多様なレストランが立ち並び、最近では「The Yard Milkshake Bar」や韓国料理の「平昌豆腐屋(Pyeong Chang Tofu House)」など、新旧の魅力的なお店が親しまれています。日本で人気の「丸亀製麺」や、「くら寿司」もありました。通りが賑やかになってきたあたりで、Sleepy Cat Booksという素敵な本屋さんを見つけました。店内の雰囲気はとても良く、半分くらい中古だと思いますが厳選された書籍が揃っていました。店主と思われるお店の方は、とても穏やかで、囁くように話される方でした。写真を撮っていいかとお尋ねしたところ、「いいけど僕は撮らないでね」と(たぶん)おっしゃられました。シャイで素敵な人でした。一緒にレジ番をしていた白い猫ちゃんも愛らしく。また機会があれば立ち寄りたい特別なお店でした。そこからさらに通りを挟んで少し歩いた先に、世界的に有名な独立系の新刊・古書店Moe's booksがありました。一度は訪れてみたかった本屋さんです。4階建てのビル全体が本棚で埋め尽くされていて圧巻でした。評判通り本好きの興味を満たす個性的な品揃えで、知的好奇心を刺激してくれます。店内には学生さんらしい何人かが熱心に本を探す姿も見受けられました。各階をつなぐ階段にもポスターが展示されていてアートな雰囲気が満載でした。ちなみにMoe's booksはダスティン・ホフマンが主演した1967年の名作映画『卒業』(The Graduate)にも登場してます。

さてさて待合せの時間までに無事にセイザー・ゲートに到着して知人を待つことに。しばらくしてやってきた知人がキャンパス内を案内してくれました。まず案内してくれたのは壁のレリーフが一際目立つバレー・ライフサイエンス・ビルディング(Valley Life Sciences Building, VLSB)です。彼女は主にこの建物内で生物学の授業を受けていると言っていました。後で調べたらこの建物は1930年に完成した歴史ある建物で、生命科学の教育・研究拠点として知られているそうです。中に入るとびっくり。1階の吹き抜けにある中央アトリウムの螺旋階段の真ん中に、ティラノサウルスが展示されていました。こちらは実物大のレプリカだそうです。このアトリウムや廊下の展示スペースは、大学の開館時間中であれば誰でも自由に入って無料で見学できるそうなので皆さんもキャンパスを散策される際は、ぜひエントランスから中に入って、その圧倒的なスケールを体感してみてください。

次に紹介してもらったのはクラシックで壮麗な外観が特徴のこちらの図書館です(下の写真)。なんとUCバークレーにはキャンパス内に図書館が26館もあるそうです。こちらはキャンパスの中心となるメイン図書館、ドゥー記念図書館(Doe Memorial Library)。中に入ってみたらマーク・トウェイン(Mark Twain)の銅像がベンチに座っていました。その両隣には古代ギリシャの詩人ホメロス(Homer)とヘルメスが柱の上に掲げられているではありませんか。なんともアートな雰囲気を感じます。残念ながら図書館内部には入れなかったのですが、厳かな気分を味わえました。図書館の目の前に広がる芝生はメモリアル・グレイド(Memorial Glade)と呼ばれているそうです。天気のいい日はここでランチを食べたりくつろいだり、学生さんたちの憩いの広場として親しまれているようです。この日は目を瞑って瞑想している学生さんが何人かいました。

そのあと私たちはUCバークレーの象徴であるセイザー・タワー(通称:カンパニール)に向かいました。こちらの時計台は有料ですがエレベーターで上層の展望台まで登れてサンフランシスコ・ベイエリアの方までの景色を望むことができます。エレベーターではアルバイトの学生のお兄さんが気さくに話しかけてくれました。鐘楼には61個の鐘が設置されていて、一日数回演奏されるそうです。私たちはちょうど3時の鐘を聴くことができました(すごい音)。最後の写真は前述のメモリアル・グレイド広場です。

日本ではまだ夏が終わったばかりなのに、こちらはもう秋の雰囲気が漂っていました。 夕方になって天気も晴れてきて気候も過ごしやすく良い一日でした。案内してくれた知人に感謝です。カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)は、全米で最もリベラルで進歩的な気風を持つ大学として広く知られています。自由に学び自由に生きるって素晴らしいですね。

今回ご紹介した大学:
カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)公式HP
今回ご紹介した書店:
Moe's books公式HP


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